2012年01月18日
サンバ用語集(8)/サンバのジャンルー4
2012年1月
前回のサンバ用語集(7)/ サンバのジャンル−3
(http://wikipedisamba.ti-da.net/e3698879.html)
【サンバ用語集(8)/ サンバのジャンル−4】・・・・・・・・・・・・
●パゴージ/Pagode
パゴージの発祥の地はサルバドール。
奴隷時代に、黒人の使用人達が仕事の後に裏庭の奥で
友人らと集まって遊ぶ「*センザラ/senzalas」から、
ポルトガル語の「fundos de quintais/裏庭の奥」と
呼ばれるようになった。
*センザラ/senzalas
ブラジルのアフリカからの黒人奴隷時代の奴隷の居住区や住居。
土壁で藁葺き屋根、寝床にはパーリャと呼ばれる穀物の穂を敷き詰めていた。
コロニアル時代の風情ある建物の名称ともなっている。
(http://pt.wikipedia.org/wiki/Senzala)
(http://www.suapesquisa.com/colonia/senzala.htm)
パゴージの名称を使った初めての録音はサンバ関係者ではない。
ミナス出身のビオラ・カイピーラ/Viola Cairira奏者の
Tião Carreiro/チアォン・カヘイロが1959年「Pagode de Viola」で
「Pagode Caipira /パゴージ・カイピーラ 」
「Pagode Sertanejo/パゴージ・セルタネージョ」で録音。
コーコやカランゴを取り入れたパゴージのアルバム。
奴隷時代の裏庭の「senzalas/センザラ」のイメージでの
パゴージなのでサンバのパゴージとは少し違うようだ。
チアォン・カヘイロ(http://pt.wikipedia.org/wiki/Tião_Carreiro)
その後1970年にリオで結成したサンバ出身者のグループ
「Fundos de Quintail/フンド・ジ・キンタウ」がデビュー。
そもそもは地域のブロッコ「bloco carnavalesco Cacique de Ramos」
から誕生したグループである。
爆発的人気は1980年リオから起きる。
以後サンバ系パゴージが急成長。
*今年マンゲイラのエンヘードにCacique de Ramosが登場。
その理由はCacique de Ramosとは1961年リオのオラリア
地区に誕生したブロッコ。Fundo de Quntalのメンバーが
チームの創設に関係しており、有名なアーティストとなった
以降も地域のサンバに貢献し続けた第一号のチーム。
以降、ゼッカ、ベッチ、ジョルジ・アラゴン、ジョベリーナ
・ペロラ・ネグラ、ルイス・カルロス・ヴィラなど次々と
メジャーのサンバアーティストがブロッコをバックアップ。
地域のサンバの活性化に多いに貢献するようになった。
そのきっかけがCacique de Ramos。
その功績をCacique de Ramos創立50周年ということで
マンゲイラがエンヘードで取り上げました。
リオのサンバにとって大事な存在なのがCacique de Ramosだ。
Cacique de Ramos(http://www.caciquederamos.com.br/)
パゴージで欠かせないのが弦楽器のCavaquinho/カバキーニョやGuitar/ギター
タンタン/Tantan、レボーロ/Rebolo、パンデイロ/Pandeiro・・・他、手拍子。
一番メインなのは歌だ。みんなで歌う。
またパゴージで愛用されている独特の打楽器には
低音のTantan/タンタン、中音のRebolo/ヘボーロなど。
特筆したいのがヘピッキ・ジ・マォン/repique de mão。
別名、ヘピッキ・ジ・アネル/repique-de-anel。
楽器を支える手の指にはめた指輪で金属音をキープしグルーヴを出す。
(楽器紹介でもっと詳細書きます)
ヘピッキ・ジ・マォン
ヘピッキ・ジ・マォン叩き方映像
http://www.youtube.com/watch?v=1iKP6KQ_Y3o&feature=related
ヘピッキ・ジ・アネル叩き方映像
http://www.youtube.com/watch?v=Y7JYTSIM9MI
フンド・ジ・キンタウ
パゴージのアーティストリスト
(http://www.vagalume.com.br/browse/style/pagode.html)
そもそものキンタウとはこんな所。
リッチなキンタウ(裏庭)
よくある洗濯干場兼用のキンタウ(裏庭)
(アーティストやエスコーラ、楽器の詳細は後日追記)
前回のサンバ用語集(7)/ サンバのジャンル−3
(http://wikipedisamba.ti-da.net/e3698879.html)
【サンバ用語集(8)/ サンバのジャンル−4】・・・・・・・・・・・・
●パゴージ/Pagode
パゴージの発祥の地はサルバドール。
奴隷時代に、黒人の使用人達が仕事の後に裏庭の奥で
友人らと集まって遊ぶ「*センザラ/senzalas」から、
ポルトガル語の「fundos de quintais/裏庭の奥」と
呼ばれるようになった。
*センザラ/senzalas
ブラジルのアフリカからの黒人奴隷時代の奴隷の居住区や住居。
土壁で藁葺き屋根、寝床にはパーリャと呼ばれる穀物の穂を敷き詰めていた。
コロニアル時代の風情ある建物の名称ともなっている。
(http://pt.wikipedia.org/wiki/Senzala)
(http://www.suapesquisa.com/colonia/senzala.htm)
パゴージの名称を使った初めての録音はサンバ関係者ではない。
ミナス出身のビオラ・カイピーラ/Viola Cairira奏者の
Tião Carreiro/チアォン・カヘイロが1959年「Pagode de Viola」で
「Pagode Caipira /パゴージ・カイピーラ 」
「Pagode Sertanejo/パゴージ・セルタネージョ」で録音。
コーコやカランゴを取り入れたパゴージのアルバム。
奴隷時代の裏庭の「senzalas/センザラ」のイメージでの
パゴージなのでサンバのパゴージとは少し違うようだ。
チアォン・カヘイロ(http://pt.wikipedia.org/wiki/Tião_Carreiro)
その後1970年にリオで結成したサンバ出身者のグループ
「Fundos de Quintail/フンド・ジ・キンタウ」がデビュー。
そもそもは地域のブロッコ「bloco carnavalesco Cacique de Ramos」
から誕生したグループである。
爆発的人気は1980年リオから起きる。
以後サンバ系パゴージが急成長。
*今年マンゲイラのエンヘードにCacique de Ramosが登場。
その理由はCacique de Ramosとは1961年リオのオラリア
地区に誕生したブロッコ。Fundo de Quntalのメンバーが
チームの創設に関係しており、有名なアーティストとなった
以降も地域のサンバに貢献し続けた第一号のチーム。
以降、ゼッカ、ベッチ、ジョルジ・アラゴン、ジョベリーナ
・ペロラ・ネグラ、ルイス・カルロス・ヴィラなど次々と
メジャーのサンバアーティストがブロッコをバックアップ。
地域のサンバの活性化に多いに貢献するようになった。
そのきっかけがCacique de Ramos。
その功績をCacique de Ramos創立50周年ということで
マンゲイラがエンヘードで取り上げました。
リオのサンバにとって大事な存在なのがCacique de Ramosだ。
Cacique de Ramos(http://www.caciquederamos.com.br/)
パゴージで欠かせないのが弦楽器のCavaquinho/カバキーニョやGuitar/ギター
タンタン/Tantan、レボーロ/Rebolo、パンデイロ/Pandeiro・・・他、手拍子。
一番メインなのは歌だ。みんなで歌う。
またパゴージで愛用されている独特の打楽器には
低音のTantan/タンタン、中音のRebolo/ヘボーロなど。
特筆したいのがヘピッキ・ジ・マォン/repique de mão。
別名、ヘピッキ・ジ・アネル/repique-de-anel。
楽器を支える手の指にはめた指輪で金属音をキープしグルーヴを出す。
(楽器紹介でもっと詳細書きます)
ヘピッキ・ジ・マォン
ヘピッキ・ジ・マォン叩き方映像
http://www.youtube.com/watch?v=1iKP6KQ_Y3o&feature=related
ヘピッキ・ジ・アネル叩き方映像
http://www.youtube.com/watch?v=Y7JYTSIM9MI
フンド・ジ・キンタウ
パゴージのアーティストリスト
(http://www.vagalume.com.br/browse/style/pagode.html)
そもそものキンタウとはこんな所。
リッチなキンタウ(裏庭)
よくある洗濯干場兼用のキンタウ(裏庭)
(アーティストやエスコーラ、楽器の詳細は後日追記)
Posted by BBB SAMBA OKINAWA at 22:34│Comments(0)
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